「死にたい」心を体から変える方法

「死にたい」心を体から変える方法

日本は主要先進国の中でも驚くほど高い自殺率で知られています。
政情不安な国を含めた国際ランキングで、自殺の多さはなんと18位。内戦中の国も含めてのランキングですから、この高さは恐るべきものです。

死にたいくらい追い詰められた時、人の精神状態は必ず「うつ」に傾いています。
つまり、自殺を予防するにはうつ病にならないこと、それが大事なのです。

うつ病の対策に病院に通うのはハードルが高いでしょう。そこで、まずは健康法として生活習慣の改善と運動に取り組むことをおすすめします。

身体を「生」に前向きに作り替えるメソッド

心と体は別のものであり、同時にお互いに影響しあって連動しています。
そのため、身体を作り替えて「健康」に整えれば、自然と心も強く前向きになり、苦しい中でも活路を見出すエネルギーを創出できるのです。

■身体を前向きに作り替えるメソッド

・食事を変える
うつ病対策には「魚」を食べると有効であるという大学病院の研究結果が示されています。日本人はもともと海産物を食べる習慣があり、遺伝子に深くその食性が刻み込まれているのでしょう。
むしろ魚に含まれる栄養素は必須。そう考えていいのではないでしょうか。
煮魚、焼き魚、刺身、干物など、なるべく多くの食べ方で魚を食卓に取り入れてください。もしどうしてもアレルギーなどの関係で魚を食べられない場合は、オメガ3脂肪酸を含む食品を探して食べるようにしましょう。

・太陽を浴びる
日本の最も古い信仰は太陽神をあがめるものでした。今でも天照大神が最高神とされていますよね。高天原から降り注ぐ高エネルギーを体にため込んで、崩れがちな体内時計とホルモン、自律神経のバランスを整えましょう。

・体を積極的に動かす
人はじっとしているとそれだけで体の機能が低下していきます。つまり、回遊魚のように動き続けなければ生命活動を維持できない、そういう生き物なのです。
最もおすすめなのはウォーキングで、1日最低30分程度は歩きたいところ。どうしても習慣にできないという方には毎朝のラジオ体操をおすすめします。本気で取り組むラジオ体操は、実は息切れするほどの運動量になるので有効性が高いはずです。

「試練」こそが「道」である

「死にたい」心を体から変える方法
うつ症状が出て「死にたい」と思う時、人は本当に死を望むのではなく、苦難から逃れる方法として死を選ぶのです。
身体を作り替えると脳の回路も新しく作り替えられ、新しい考え方、新しい道を見出すことになり、それまでは見えなかった「苦難から逃れる方法」を見出すことにつながります。そのために、いつのまにか死にたいと思わなくなる。これが身体から「死にたい」心を作り替えるメソッドの真髄です。

「死にたい」と思い立ったとき、本当に死にたいのか、死ぬ以外の方法があるのではないかと考えるだけでは状況は変わりません。
世界を変えられないなら、まずは自分を作り替えて見える世界を広げてください。きっと活路を見いだせるはずですよ。一見行き止まりに見えても、角度を変えれば道が続いているというケースがよくあります。
あきらめることなく道を追求していただきたいと思います。

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