人は何をどうしたところで「自分」からは逃れられません。
何をしていても、どこに行こうとも自分自身だけは着いてきます。だからこそ向上心が生まれるわけですが、そうありたいと願う人物像と現実とのかい離に耐えがたいと感じる方は少なくないようです。
「今の自分に満足している？自分を変えたい？」というアンケートの結果をご紹介します。

41％が「自分を変えたい」と回答

回答者の多いほうから順位をつけると、「自分を変えたい」人が最大多数となりました。
41％の人々が現状を不服として自分を変えたいと表明しているのです。

今の自分は、仕事も恋愛もうまくいってないので、とにかく自分を変えたいと思っています。
（愛知県・会社員・男性）
いまやっている仕事や生活環境には飽き飽きしているので、そろそろ新しい環境に挑みたい。
（東京都・自由業・男性）
年齢的にはどうかな？と思うけれど、完璧主義の性格を変えられたら楽になると思う。
（兵庫県・フリーランス・女性）

今更自分を変えるのは難しいけれど、叶うならば改善したいという声も。
仕事とプライベート、双方に悩みを抱えているケースが目立ちます。

次点は「満足していない」で34％

「自分を変えたい」と「満足していない」を合わせるとなんと75％。4分の3にまでおよびます。
さらに「若い時は満足していた」の6％を合わせると81％にも上り、大部分の人々が「今の自分」に不満を感じている現状が浮き彫りになります。

人見知りで自分をうまく表現できないことが嫌で変わりたいと思ってから大分たちました。
（愛知県・アルバイト・女性）
今の自分に満足すると、そこまでで成長が止まってしまうと思う。
（東京都・学生・女性）
自分のやりたい事や後悔している事がたくさんあるので満足していないです。
（兵庫県・男性・契約社員）

「若い時は満足していた」6％の声

若い頃は自由に使えるお金や時間があったので満足してたけど、いまは満足してません。
（新潟県・専業主婦・女性）
自分を変えたいかと言ったら、そうでもない。　でも若い時は今より満足していた。
（宮城県・アルバイト・男性）

何がどうとは言えないけれど、年齢を重ねて満足感や充実感が損なわれたという声が6％の中では多いようでした。
単純に「満足していない」という声と比較すると、年齢を理由とする不満はどこかぼんやりしているようでもあります。

19％が「満足している」と回答、その理由は？

自分に満足しているという声は19％に留まりました。
少数派ではあるものの、およそ4人に1人は自分をそのまま受け入れているとわかります。

やりたいことをやらせてもらってるし、幸せなので満足しています。
（栃木県・自由業・女性）
今は満足しています。仕事にプライベートと充実してます。親はべつとして。
（千葉県・パート・女性）
変えたいと思っている部分を変えようとすると違和感でたまらない。その自分でなければ落ち着かない。つまり今の自分に満足している証拠と思っています。
（北海道・専門職・女性）

何かしら引っかかる点があったとしても、それを受け入れられるかどうか、受け止める心構えがあるかどうかが、「満足」と「不満」を分ける分岐点になっているようです。

満足していればいい、向上心があればいいというものではありませんが、自分の在り方を変えるご参考になりましたら幸いです。