運命の相手と感じていた人が実はモラハラだった場合、その衝撃は計り知れません。「この人しかいない」と思っていた相手から傷つけられる体験は、とても苦しいですよね。この記事では、スピリチュアルの視点からモラハラを受ける原因と具体的な対処法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

 

モラハラとは？

モラハラとは、精神的な暴力や嫌がらせを通じて相手を支配しようとする行動のことです。初めはモラハラに気づきにくく見過ごされがちですが、後に悪化する可能性があります。

モラハラの特徴は、言葉による攻撃や侮辱です。「どうせお前は何もできない」などの否定的な言葉を頻繁に投げかけられたり、支配的な態度もモラハラの典型といえます。何をするにも相手に許可を求めさせるような行動は、自由を奪われるだけでなく、自尊心をも削り取られてしまいます。

自己中心的な行動もモラハラの一種です。自分の都合だけを優先し、相手の感情を無視します。たとえば自分が忙しいときだけ相手を必要とし、相手の都合には一切興味がないなどです。また、不満を示すために無視や冷たい態度を取ることもモラハラの一部です。

「あなたが悪い」と頻繁に責められること、自分の意見を伝えた際に否定されることが多い状況。そして相手の機嫌を伺いながら生活するような状況が日常的に続いているなら、モラハラの可能性を考えるべきかもしれません。

なぜ運命の相手がモラハラ？

「運命の相手」と信じていた人が、実はあなたにとって幸せを阻む存在だったとしたらどうしますか？　恋愛には感情や期待が絡むため、冷静に状況を判断するのは難しいものです。特にツインレイなど運命の相手と感じる相手が実は偽ツインレイだった場合、状況はさらに複雑になります。

偽ツインレイとは、本物のツインレイと似た存在でありながら、あなたが成長するために試練を与える相手と言われています。偽ツインレイは本物のツインレイの特徴が少なからずあるため、運命の相手だと思い込んでしまいやすいのです。その結果、相手の問題行動を正当化してしまい、苦しい状況から抜け出せなくなってしまうのです。

自己犠牲的な性格も、モラハラをエスカレートさせてしまうことがあります。行き過ぎた自己犠牲には、過去世での学びやカルマが影響している可能性があるでしょう。他人を優先しすぎてしまう人は、無意識に「自分が我慢すればすべてがうまくいく」と思い込んでしまうことがあります。この思い込みが、モラハラを受け入れてしまうことになりがちです。

心の傷から来る依存心も、モラハラ関係に陥りやすい理由の一つです。幼少期に親から支配的な態度を受けたり感情的に接されることが多いと、それが未解決の傷として心に残ります。その結果似たような関係性を無意識に求めてしまい、相手に強く依存することがあります。

自己肯定感が低いことも、モラハラを受け入れてしまう大きな要因です。自己肯定感の低さは、自分の魂の本質を見失っている状態と解釈されることがあります。「自分が悪いのかもしれない」と考え相手の行動を許してしまうことで、関係がますます悪化していくのです。

 

モラハラへの具体的な対処法

モラハラに直面したとき、どう対処すればよいのでしょうか。このような状況は非常に辛く、心が折れそうになることもありますが、冷静に対処することが大切です。

 ―まずは冷静に状況を把握する

モラハラが発覚したときに大事なのが、感情的にならずに現状を冷静に把握することです。相手のどんな言動が自分を傷つけたのか、どのようなパターンがあるのかを整理してみましょう。このとき可能であれば、日付や内容を簡単に記録しておくのがおすすめです。後々、専門家や第三者に相談するときに役立つ情報となります。

 

―信頼できる人に相談する

一人で抱え込むと、心が疲れてしまいます。家族や親しい友人に自分の気持ちや現状を話してみてください。「結婚を控えている」「子どもが生まれる予定がある」という状況を含めて相談すると、具体的で現実的なアドバイスをもらえることがあります。さらに、心の負担を軽減するためにも、カウンセラーや専門機関のサポートを受けることも検討してみてください。それが難しい、抵抗があるなら、占い師に視てもらうのもいいでしょう。客観的な意見をもらうことで、新しい視点が見えてきます。

 

―子どもがいるなら安全を最優先に

子どもがいる場合は、その子の安全を最優先に考える必要があります。モラハラの内容がエスカレートしてDVなどの危険を伴う場合は、医療機関や地域の支援センターに相談し、安全対策を講じましょう。また、法律が必要な場合には弁護士に相談して、法的に守られる方法を確認してください。

―自分の境界線を明確に伝える

モラハラの問題に直面しても、必ずしもすぐに別れる必要はありません。関係を続ける場合には「それは傷つくのでやめてほしい」など、冷静に自分の気持ちを相手に伝えましょう。具体的にどのような言動が自分にとって許容できないのかを明確にすることで、相手に改善を促すきっかけになる可能性があります。

 

―中長期的なプランを立てる

すぐに関係を断つことが難しい場合でも、将来に向けての計画を立てておくことが重要です。たとえば経済的な自立を目指して準備を進めたり、子どもの成長を見届けたタイミングで別れることを考えるなど、自分が安心して行動できるゴールを設定しましょう。このような目標があるだけで、今を乗り越える原動力となります。

 

―カップルカウンセリングを試してみる

もし相手に改善の意志があるようなら、カップルカウンセリングを試してみるのも手です。専門家を介することで、相手が自分の行動の問題点に気づき、改善してくれる可能性があります。ただし相手がまったく協力的でない場合、この方法は難しいかも知れません。

―別れることも視野に入れる

別れる必要が出てきた場合に備えて、あらかじめ準備をしておくことも大切です。必要な書類や貴重品を安全な場所に保管したり、緊急時に頼れる支援先をリストアップしておくと安心です。いざというときに備えておくことで、不安を少しでも減らせます。

新しい一歩を踏み出すために

モラハラを乗り越えるには、自分を癒す方法を見つけることが必要です。新しい趣味に挑戦したり、信頼できる人との時間を増やしたりして、自分の人生を再構築しましょう。

まず、自分が何を感じているのか、どんな状況がつらいのかを書き出してみてください。自分にとって譲れないラインは何かを明確にすることも重要です。この過程を通じて、自分が本当に求めているものが見えてくるはずです。

また、未来の自分がどんな人生を送りたいかを考える時間を持つことも重要です。「自分の幸せは何か」を問い直すことで、新しい希望が見えてきます。

 

まとめ

この記事では、モラハラについてスピリチュアルな視点から解説しました。モラハラを受け続けると自己肯定感が低下し、不安やストレスの原因となります。「我慢すればいつか変わる」という考え方は、かえって問題を長引かせることになるでしょう。偽ツインレイとは必ず幸せになれないように、本当の運命の相手であればあなたを傷つけることはしないはずです。モラハラを受けている場合はまず自分の心の安全を確保しながら、対処法を練ってみてください。