「なぜか懐かしい」「妙に惹かれる」そのように感じたことはありませんか? 時代劇を見ると胸が高鳴る、古い書物や筆記具に強く惹かれる、港町に行くとなぜか落ち着く…。実は、こうした感覚は前世の職業と関係しているかもしれません。
前世の記憶は通常は思い出せませんが、その名残が今のあなたの趣味や好みに影響を与えていることがあるのです。今回は、懐かしさを感じるものをヒントに、あなたの前世の職業を占ってみましょう。
目次
なぜ人は懐かしいと感じるのか?
懐かしさを感じる理由には、心理学的なものとスピリチュアルなものの2つの視点があります。
脳は過去に経験したことを記憶しており、それに似たものを見たり感じたりすると「懐かしい」と感じることがあります。たとえば子供のころに聞いた音楽や匂いが、大人になっても懐かしく感じるのはそのためです。
一方で「過去生の記憶が影響を与えている」と考える人もいます。もしあなたが一度も体験したことがないのに懐かしさを覚えるなら、それは前世の記憶が今世に影響を与えている可能性があるのです。
懐かしさからヒントを得るには
それでは、あなたがどんな職業だったのかを探るために、具体的なチェックリストを見てみましょう。
―モノ・道具に惹かれる場合
物には魂が宿ると言われることがありますが、あなたが特に惹かれる道具やアイテムは、前世で実際に使っていたものかもしれません。たとえば、筆やインク、古い本が好きな人は、前世で学者や書記、あるいは文豪だった可能性があります。文章を書くのが得意だったり、活字に囲まれると安心する人は、過去に知識を追求する仕事に携わっていたのかもしれません。
また、刀や甲冑を見て興奮する人は、武士や騎士、軍人として戦場を駆け巡っていた過去がありそうです。時代劇や歴史の戦闘シーンに異様に心を惹かれるなら、かつて戦いに身を投じた経験が影響している可能性もあります。さらに、ドレスや着物といった華やかな衣装が好きな人は、前世で貴族や舞踏家、宮廷人として上流階級の一員だったのかもしれません。美しい衣装に惹かれるのは、過去に格式ある場で過ごしていた記憶がどこかに残っているからかもしれません。
―場所に惹かれる場合
特定の場所に行くとなぜか懐かしさを覚えることはありませんか? たとえば、城や遺跡に強く惹かれる人は、もしかすると前世で王族や貴族として暮らしていたか、あるいは建設する側の人間だったのかもしれません。森や自然の中にいると安心感を覚えるのであれば、狩人や薬草師、農民として自然と共に生きていた可能性があります。また、田舎に行くと心が落ち着いたり、ハーブや植物に特別な興味を持っていたりするなら、かつて自然と深く関わる職業に就いていたのかもしれません。
一方で、港や海が好きな人は、前世で船乗りや商人、あるいは海賊だった経験がありそうです。海を眺めていると心が落ち着くという人は、きっと過去のどこかで海とともに生きた記憶が影響しているのでしょう。
性格や得意なこともヒントに
あなたの性格や得意なことも、前世の職業を知るヒントになります。たとえば、絵を描いたり音楽を演奏したりするのが得意な人は、前世で芸術家や楽師、吟遊詩人として生きていた可能性があります。創作活動が好きな人は、過去にも芸術に関わる仕事をしていたのかもしれません。
また、人助けをするのが好きな人は、医者や修道士、看護師といった職業に就いていた可能性があります。人を癒したり、世話をすることに喜びを感じるなら、前世では医療や宗教に関わる仕事をしていたのでしょう。さらに、リーダーシップを発揮することが得意な人は、戦国武将や政治家のように組織を率いる立場にあった可能性があります。グループをまとめたり、指導したりするのが自然とできる人は、前世でも多くの人を導く役割を担っていたのかもしれません。
実際に前世の職業を占う方法
では、実際に前世の職業を占う方法を紹介します。
―タロット占い
タロットは前世を占うのに適していないと思われがちですが、潜在意識を知ることができます。過去世リーディングに適したエクスカリバーやダビデスタースプレッドなどを使いましょう。「前世でどんな職業だった?」「過去にどのような体験をした?」などと意識しててカードを引くと、ヒントが得られることが多いです。タロットは明確な答えは得られませんが、セルフでもできるため試してみてください。
―前世リーディング(ヒプノセラピー)
ヒプノセラピーは、催眠療法を使って深いリラックス状態に入り、前世の記憶を引き出す方法です。専門のセラピストの誘導瞑想を受けるか、自分で前世回帰の音声ガイドを聴きながら瞑想を行うと、過去のイメージが浮かんでくることがあります。みたことのない景色が現れたり、人物が現れたりするかもしれません。しかし、ヒプノセラピーは自分一人で深いリラックス状態に持っていくのがかなり大変なので、何度も挑戦してみるといいでしょう。
―夢占い
夢の中に、前世のヒントが隠されていることがあります。何度も見る夢や印象的な夢に登場する場所や服装、行動を記録して分析すると、どの時代や職業に関連しているのかが分かるかもしれません。朝起きた時、夢の内容を夢占いで調べてみるとヒントが得られそうですね。
占い師に占ってもらう場合
前世を占ってもらうなら、まずは自分に合った占い師を選ぶことが大切です。占い師にもさまざまなタイプがいるので、前世リーディングを得意としている人を探しましょう。霊視や透視、前世療法(ヒプノセラピー)を専門としている占い師なら、より深い前世の情報を知ることができるかもしれません。
前世占いを受けるときの最適な方法
占いを受ける前に、どんなことを知りたいのかを考えておくとスムーズです。たとえば、「前世でどんな職業だったのか?」「今の性格と前世のつながりは?」「特定の場所に惹かれるのはなぜ?」といった具体的な質問を用意しておくと、より深いリーディングが受けられるでしょう。
また、リラックスした状態で占いを受けることも大切です。特に霊視や透視では、心を落ち着けることでより正確な情報が得られることがあります。緊張せずにリラックスし、素直な気持ちで受けてみてください。そして、結果を聞いたときはすぐに鵜呑みにせず、自分の直感と照らし合わせてみましょう。「なんとなく納得できる」「心に響く」と感じるなら、それはあなたの魂の記憶とつながっている証拠かもしれません。
前世の職業を知るメリット
前世の職業を知るメリットをお伝えします。
―自分の才能や適性を理解しやすくなる
「前世でこんな仕事をしていたかも?」と考えることで、今の自分の得意なことや性格のルーツを知ることができます。これが、仕事や趣味を選ぶ際のヒントになるかもしれません。
―現在の仕事や趣味の選び方に活かせる
もし「昔から何となく興味がある分野」があるなら、それは前世の経験が関係しているのかも。その分野に挑戦してみることで、あなたの本来の力を発揮できるかもしれません。
―人生の目的や使命を見つけるヒントに
「なぜこの人生を選んだのか?」を考えるきっかけになります。前世の職業を知ることで、今世で果たすべき役割が見えてくるかもしれません。
まとめ
あなたが「なぜか惹かれるもの」は、前世からのメッセージかもしれません。好きなものや得意なことを振り返ってみると、思わぬ前世の職業が浮かび上がることも。
気になった職業があれば、それについて詳しく調べたり、関連する趣味や仕事に挑戦してみるのも面白いでしょう。
前世の自分を知ることで、今の自分をもっと深く理解し、充実した人生を送るヒントを得てみてください。