ムー大陸をご存知でしょうか?ムー大陸は、アトランティスやレムリアと同じくかつて地球上に存在したとされている伝説の大陸です。ムー大陸の存在は謎に包まれており、科学的には存在を否定されていますが、一部では「実際に存在した」と主張されています。ムー大陸は本当に実在したのか、スピリチュアル分野での見解を今回はお話しします。自分がかつてムー大陸に存在していたような気がするという方や、失われた大陸に興味がありムー大陸について知りたいと思う方はぜひご覧ください。
目次
◾️ムー大陸とは
ムー大陸とは、かつて太平洋に存在したとされる伝説上の大陸です。この大陸は、約1万2000年前に地震や大洪水などの天変地異で海の底に沈みました。ムー大陸は、19世紀後半のイギリスの作家ジェームズ・チャーチワードが書いた本によって広く知られるようになりました。彼は、古代文明の高度な知識や技術がこの大陸に存在し、そこから他の古代文明に影響を与えたと主張したのです。
スピリチュアルな視点からは、ムー大陸は人類の精神的な起源や進化に関する重要な情報を持っていると考えられています。一方で、科学的にはその存在を証明する確かな証拠は見つかっておらず、学者たちの間ではほぼ完全に否定されています。
◾️ムー大陸はどのような大陸だった?
スピリチュアルの世界では、ムー大陸は太平洋ではなく高次元に存在しているという説があります。ムー大陸では高度な文明が発達していたと言われており、まさに高次元の精神世界だったのではないでしょうか。現代ではあり得ないさまざまな人種が住んでおり、白人、黒人、黄色人種のほかに、赤人、青人と呼ばれる人々もいたそうです。青人は現在の北欧人やスラブ人、赤人はアラブ人やネイティブアメリカンなどを指すと言われています。ラ・ムーという王が統治をしており平和が続いていましたが、王が亡くなると人々の統率が取れなくなっていきました。争いが起こり、人々が個人の利益を追い求め、かつてのラ・ムーの愛と慈悲という教えは人々の心から消えてしまいます。それを見ていた神の怒りに触れ、ムー大陸は滅びてしまったのです。
◾️ムー大陸伝説の始まり
チャーチワードはイギリスの軍人で、考古学や古代文明に興味を持っていました。チャーチワードはインドでの勤務中に、ムー大陸に関する知識を得たと主張しています。チャーチワードは、僧侶からナーカル石板と呼ばれる古代の石板を見せられました。そこに記されていた絵文字は、チャーチワードの友人がメキシコで発見したという石板と同じでした。その後チャーチワードがその情報をもとに石板を解読すると、ムー大陸についての情報が記されていたのだそうです。 その時解読したナーカル文字にムーという言葉がいくつも書かれていたことから、チャーチワードはムー大陸と名付けました。チャーチワードは、ムー大陸に関する知識をもとにいくつかの本を執筆します。代表作には『Mu: The Lost Continent』や『The Children of Mu』などがあります。これらの本で、彼はムー大陸の地理、文化、技術、そしてその滅亡について詳しく語っています。
◾️チャーチワードの主張
チャーチワードは、ムー大陸が人類文明の起源であり、そこから高度な知識や技術がエジプトやマヤ文明に伝わったと主張しました。彼はムー大陸が太平洋の中央に位置し、現代のハワイ、イースター島、フィジーなどの島々がその名残であると述べています。チャーチワードによれば、ムー大陸は大規模な地殻変動により一夜にして沈没し、その文明も消滅したとされています。チャーチワードの著書は多くの読者に影響を与え、ムー大陸の概念は特にオカルトやスピリチュアルな分野で広まりました。今日では、ムー大陸の存在は科学的に証明されておらず、主にフィクションや神話の一部として扱われています。しかし、スピリチュアルな文脈では、今なお興味を引くテーマとして取り上げられています。
◾️ムー大陸は存在しないと科学的に証明
ムー大陸の解読のきっかけとなったマヤのトロアノ絵写本は解読され、チャーチワードの説とは別物だと判明します。また、石板の件についても偽造文書であった事が公となりました。さらにチャーチワードは自身の経歴を詐称しており、このことからもチャーチワードの説は虚偽である可能性が高いとされています。物理学においても太平洋に沈んだ大陸はないと判明しており、完全に否定されてしまいました。
しかし、チャーチワードは説が否定されてもなお、ムー大陸について語り続けたのだそうです。心霊団体で何度も講義を行い、死ぬ直前までムー大陸の存在を訴え続けました。
◾️ムー大陸はスピリチュアル分野で実在したと言われる理由
ムー大陸がスピリチュアル分野で実在したと言われる理由を、大きく分けて3つご紹介します。
―チャネリングで実在しているとわかった
チャネラーの中には、高次元と繋がり実際にムー大陸について聞いてみた方が存在します。その結果、ムー大陸は本当に存在したというメッセージを受け取ったそうです。ムー大陸はアトランティスやレムリアと交流があったという説や、それぞれの文明は争っていたのではないかという説もあります。いくつかの説があることから信憑性はわかりませんが、ムー大陸は存在していたという意見は一致しています。高次元からの回答は、ムー大陸の存在を裏付けると言っていいのではないでしょうか。
―日本との関係性
ムー大陸は、主にハワイなどの地域と深い関係がありますが、同じ太平洋にある日本とも関係があると言われています。沖縄の海底には与那国島近くで発見された謎の海底構造物があります。この構造物は古代遺跡で、ムー大陸の一部であった可能性があるという説が存在します。特に与那国海底遺跡は1980年代に発見され、巨大な石造りの階段や平坦な石のプラットフォームなどが見られます。地形はほとんど自然のものですが、古代人が手を加えて作り上げたのではないかと言われています。古代文明の遺跡が海の中で見つかったのは、ムー大陸が沈没した証拠なのではないでしょうか。
―前世の記憶がある人の存在
アトランティスやレムリアを含む、失われた記憶を思い出す人が急増しているのをご存知でしょうか。ムー大陸と聞いてなぜか懐かしいと感じる、強烈に惹かれるという方の中にはムー大陸の前世が眠っているのかもしれません。かつてムー大陸に住んでいたという人の情報はまだ少なく、人々は記憶を思い出している最中かもしれません。
前世の記憶を思い出す方法はいくつかありますが、もともと身近に感じていたり懐かしいと感じない人もいると思います。そのような方は、チャネラーやセラピスト、占い師の力を借りて前世療法をしてみるのもいいでしょう。ムー大陸ではなかったとしても、自分のルーツを知るのは大切です。また、いつかムー大陸の記憶を思い出す日本人がたくさん現れれば、この説が有効だと証明できるかもしれません。
◾️まとめ
いかがでしたでしょうか。ムー大陸は科学的には存在を否定されていますが、スピリチュアルの世界では存在したという説がいくつもあります。神話のような設定もありますが、沖縄の遺跡のような信憑性の高い証拠もいくつか見つかっています。完全にありえない話ではない気がするところも、謎に包まれたムー大陸の魅力の一つでしょう。
ぜひムー大陸の記憶を呼び覚まし、失われた大陸に想いをはせてみてください。