今では、悟りという言葉は、少し古臭い感じがします。
ですので、ステージアップとか、エネルギーレベルという言い方が最近は多いように感じます。
ただ、厳密にはステージアップするために、必要なことが悟りであり、エネルギーレベルは、その人の悟り度合いによって、使えるエネルギーの範囲や応用に違いがでてくると考えるべきです。
では、悟りとは一体なんでしょう?
やはり一番近い言葉は、認識力といえます。
どれだけ、広い世界を理解して得ているか・・・
広大な宇宙の真理をいかに知り得ているか・・・
人の心の模様を自分の痛みとして感じることができるか・・・
動植物の気持ちを受け止めることができるか・・・
過去世も含めた魂の真実を達観していくことができるか・・・
悟った結果、こうした現象が起きてきます。
悟ったから、空に飛べるとか、超能力でもって何かができるといったレベルとは悟りは違う世界のものです。
エネルギーは開けば、使い方さえわかればいろんなことができるようになります。これも真実。
しかし、悟りとは、そのエネルギーをどう使っていったら、より愛の行為にあたるだろうか・・・ということを感じ得る力です。
即ち、チカラではなく、愛なのです。
ですから、悟りの階梯は「愛」から始まり、「愛」に終わります。
「愛」の心が発展していけばしていくほどに、悟りの境地は深まっていくのです。